鉄道模型メーカー
KATO
KATOは、株式会社関水金属が製造する鉄道模型ブランドです。
日本のNゲージ鉄道模型大手で、線路や情景など関連製品も扱う総合メーカーです。
耐久性も高く、安定した走りに定評があります。
モーターも自社製で、内製化率が高く模型制作へのこだわりは強いです。
部品供給・ライセンス生産は行っていません。
海外では特に評価が高く、ヨーロッパにおいても他社に引けをとることなく高い評価を得ています。
アメリカにおいても、初版ロットが発売後数ヶ月で完売する事もあり、人気のある車種は再生産までの期間が長い場合、プレミアがつき高価格で取引される場合もあります。
日本型Nゲージでは、C50形蒸気機関車とオハ31系客車を発売して以後、新製品と再生産を織り交ぜながらラインナップを拡充してきました。
カタログモデルだけでも国鉄時代から現在のJRまでの多岐に渡る製品群を持ちます。ただし、私鉄の車両のラインナップはトミーテックやマイクロエースと比べると少ないです。また、JR貨物の新型機関車については、量産化に至らなかったEF500、ED500を除き網羅されています。
日本型16番ゲージでは国鉄時代の車両をいくつか出しているのみで、トミーテックなどの他の16番ゲージ製造会社の製品と比べると少ないです。私鉄の車両は近鉄アーバンライナーのみです。
車種は少ないものの、D51蒸気機関車のようにシリンダー後方の構造を従来の他社16番製品とは変更し急曲線に対応させるといった点に、同社のこだわりと技術を垣間見ることができます。
この他に欧米向け輸出車両(HOゲージ・Nゲージ)や過去に発売された限定品、鉄道会社からの受注生産モデルやカタログ落ちモデルが多数存在していて、コレクターの収集の対象となっています。
なお、生産中止とされていない車種でも、次回生産まで長期間にわたり市場在庫が枯渇することが少なくありません。また、車両の構成する部品の一部を「ASSY(アッシー)パーツ」として販売しています。
通常販売品のほかに日本型Nゲージにおいて以下の特殊なラインナップが存在します。